|
|
みんな大好きHiFiMANのヘッドホンアンプ ただし、警告! 結論から言うと世評のような良い評価が与えられていません。なのでSERENADEを所有していて、他人のレビューを見て「そうそう!SERENADEのここが良いんだよね〜」と共感したい人はこのレビューを見ないほうが良いでしょう。 SERENADEの購入を検討している方はネット上のいち意見として参考にしていただければ良いと思います。あくまでいち意見です。あなたがSERENADEを買ったら、ここに書かれているような音に感じるかもしれない。が、でも私以外の大多数は絶賛しているわけだから、あなたもその人たち同様とても良い音に感じるかもしれない。そう言うことです。だからあくまで参考にってことです。 メーカーさんへ、貴社の製品を辱める意図はなく、純粋に欲しいと思ったから買っただけなんです。だから許してくださいね。 ※エージングの経過時間ごとに評価を書いていたら無駄に長くなったので、結論だけ知りたい人は ■HiFiMAN GoldenWave SERENADE まとめ を見てください。 このSERENADEは以前から欲しいと思っていて、安売りされていたので買ってみました。価格でも売れ筋一位になるくらいの大人気商品です。ただ、ここまで安くなるとHiFiMANの新製品が出ても「安くなるまで待ってよう」ってなりますよねwww 中華メーカーのアンプと言えば0が無限に続く超高特性のアンプと言うイメージですが、HiFiMANのアンプは常識的な特性で、強力な電源にシンプルな回路というオーディオの様式美にのっとった設計になっています。中国メーカーの製品では珍しく欲しいと思った製品です。DACがR2R方式だったのも試してみたいと思った理由です。 音について語る前に届いてから分かった「このアンプおかしいな」と思った点を上げておこう。 ちなみにoutputモードボタンを押すと出力が可変と固定で切り替わり、そのボタンが手に届きやすい天板前方部にあるので、パワーアンプを繋いでいると固定出力に変わるといきなり全開ボリュームでパワーアンプに入力されて危ないというのは記事で言われてたので知っていました。基本的にプリアンプとして使うのには向いていない仕様になっています。 ・ディスプレイがつきっぱなしです。ディスプレイが消耗してしまうので消灯できるようにしてほしいよね。とは思いました。消灯したほうがノイズの面でも有利です。まぁ、でもDENONのPMA-60もつきっぱなしでした。有機ELだったのでムラが出来ました。SERENADEは有機ELじゃないことを祈ります。 ・ディスプレイが消耗するのを抑えるため明るさを最低にするのですが、電源を消して再度付けると明るさが最大になります。でも、設定値を見ると最低の"1"のままです。数字を弄ると正規の明るさに戻ります。完全に設計ミスでしょこれw ・ヘッドホンジャックを凹んだところに付けすぎ、フロントパネルに小さな穴をあけてあってその奥まった位置にヘッドホンジャックが付いています。ER4SRの6.3mmジャックアダプターはこの穴より大きいので干渉して綺麗に奥まで入りません。多少ずれたところでブレードが接触してさえいれば音は出るので問題はありませんが、気持ち悪い設計ですよね。4.4mmバランスプラグも1-2mmくらい奥まった位置にあって、音は出ますが気持ちいいものではありません。ここが一番むかつくポイントで、見た目だけでデザインして美意識と言うものが感じられないな。と ・説明書に「24時間連続運転によるエージング等は、製品に悪影響を及ぼしますのでおやめくださ」と書いてある。まぁ、やるけどね。 これは耐久性に自信がないということだろうか?でも筐体はそんな熱くなってないし熱的には問題なさそうな感じだけど。ディスプレイが消耗するってことなんだろうか?これは確かに消耗していきそう。説明書無視して24時間エージングする予定なのでそのあたりも含めてレポートしたいと思います。 ・「24時間連続エージングをやめろ」と言うことは毎回スイッチを切って、使う時だけ付けろということなんだろうが、そのくせ電源スイッチが背面にしかないんだが? そして電源をOFF ONするとディスプレイの明るさが全開になるんだが? 説明書通りの運用をしたら上にあげた問題点はすぐに気づくと思うんだが? HiFiMANの人はちゃんと使ってみたのかな? この程度の問題点はスティーブ・ジョブズでなくても洗い出せると思うんだが? なんかどこかに丸投げして作らせてロクに確認もしないで出したかのような完成度なんだが? まぁでも大事なのは音質です。このアンプは評判がすこぶるいいので、その音質には一片の疑いもありません。さっそく聴いてみましょう。 再生開始から0時間- とりあえずER4SRのアンバランスで聴いていますが、1時間も鳴らしてなくて、エージングが全然進んでない状態ですが、現状ではHD120の方が音が良いです。情報量はHD120の方が良くて、SERENADEはボリューム感が悪くて押し出し感がない。クリアだけど上澄みだけ取り出して奇麗な音だけ鳴らしているような感じ。奇麗な音も汚い音も出すということが出来ない。音色も優位性はない。。。というか劣っている。エモーショナルとかそういう言葉が出てくるような音ではない。このあたりはR2RのDACだから期待してたんだけど、エージング前でもめちゃくちゃ良い音だ出せるとかそういうことはないのか、ちょっとがっかり。だけどHD120はノイジーなのでSNだけはSERENADEの方が良いかな。 なんかボコボコに言ってるけど、まだエージング前だから、大した音出てないだけ。エージングが進んだらべた褒めする予定なので安心してください! エージング前のHD120よりは良い音なので、HD120よりも良い音に仕上がるのではないだろうか。現状、やはりこの上澄み感が気に入らない。ソースダイレクトではない。フィルター噛まして綺麗な部分だけ取り出して鳴らしている感じ。これエージングで解消するといいけど。まぁ、でもこのアンプの内部構成から考えるとそんなにひどい音にはならないだろう。 再生開始から6時間- ER4SRで試聴 音はかなり良くなった。高域がすごく滑らかでHD120が粗く感じる。上澄み感もかなり改善しているし音色も良くなっている。ただ音色はまだHD120に少し及ばないし、ダイレクト感ではHD120の方がまだ上かなぁと言った感じ。HD120の方が音は荒いんだけど、明るくてハキハキしていて、粗いけど大きめの音の粒をシャワーのように体に浴びるような感じ。SERENADEは荒くはないのだけど、音の粒子が細かすぎて体に到達する前に消え去る音がある感じ。HD120はノンフィードバックぽい音かな。現状ではHD120の方が音は粗くても受け取れる情報量は多いかなと言った感じです。音色もグラ―デーションはHD120並に良いが、色付け感はHD120よりある感じ。ダイナミクスもまだHD120のほうが良い。とにかくダイレクトで気持ちいいのはHD120のほう。まぁ、でも0時間時の時ほどボコボコに言うような音ではないよ。 再生開始から38時間- ER4SRで試聴 6時間時とあまり変わらない。。。と言うか悪くなった気が・・・上澄み感が再度出てきている上にパワー感も悪くなっている。特にパワー感はボリュームを10-11時の爆音レベルにしてもパワー感を感じられないくらいひどい。あとやっぱりHD120と比べて細かな音が消えている。ボリュームを幾ら上げても消えた音は聞こえないから満足できないということなんだろうな。音色のグラ―デーションも6時間時はHD120とほぼ互角と評価したが、今はHD120の方が良い。色付け感も依然としてあって、やや暗めでスローな音調になる。現状では残留ノイズの少なさと高域の滑らかさ以外はHD120に勝てる要素はない。その高域の滑らかさも細部を無理矢理潰して滑らかにしたという感じだけどな。現状ではあまりに音が悪すぎるので、もうしばらく様子を見て建設的なことが書けるようになるまで記事をアップしないようにしよう。SERENADEはHD120より格下とかそんな格付けできるレベルでなく、音楽を楽しむレベルに到達していない。1万円でもいらない。と言う感じなので。 再生開始から64時間- ER4SRで試聴 38時間時よりも、クリアネスは上がって抜けが良くなった。が、依然HD120の方が抜けも良いしクリアな感じ。パワー感は結構良くなっている。HD120に勝てないけど。あとやっぱりHD120と比べて細かな音が消えている。上澄み感も残ったまま、フィルターして綺麗な音だけ取り出している感じ。HD120は雑味も含めてきっちり出力している感じ。SERENADEには情報的なロスがある。あと音に芯がない暖簾に腕押し感のある手ごたえの無い音。 上で「その音質には一片の疑いもありません」と書いたがこのアンプ大丈夫か?と思い始めている。まぁでもHD120もエージング前はここで言っているほど良い音ではなかったし気長に待つかな。 再生開始から106時間- ER4SRで試聴 64時間時よりも、綺麗な音だけ出力するフィルター感は無くなってきた。が、相変わらずつまらない音。綺麗な音だけを出力することは無くなったが、色彩感の無い、鮮やかさがないくすんだ音を垂れ流すだけの感じになった。相変わらずパワー感はないし、アンプにドライブ力がないんじゃないか?と思えるような感じ。エージング時はHD600にバランス接続で鳴らしているが、バランスにしてもそういう印象を受ける。このアンプのスペックからER4SRをドライブできないことはありえないのだが、出音の印象は「鳴らしきれていない」とか「ドライブ力がない」とかそういう表現がしっくりくるような音が鳴る。Hydro Ti PROも500-1000時間でかなりまともな音が出るようになったので、SERENADEもそれくらいでまともな音が出るようにはなるだろう。だが現状100時間でこの音はちょっと悪すぎないか?と。100時間て世間では「エージング100時間しました!」「50時間しました!」って言ってレビューしている時間だよ? みんなこの程度の音で絶賛レビューしてるの? 世間ではあんなに評判良いのになにかの間違いじゃないのか?と。 2000時間鳴らしてもHD120よりも良い音が出るイメージがわかない。 R2Rにしても良さが一片も感じられないもんな。DACが良くないのかAMPが良くないのか両方とも良くないのか分からないので、HD120のDAC出力を使ってSERENADEで鳴らしてみた。 HD120(DAC,PRE出力)→SERENADE(RCA入力) これはかなり音が良くなったな。HD120っぽい音になった。それでもHD120ほどの抜け感やさわやかさ色彩感の良さはない。音はくすんでいるまま。ドライブ力はちょっと上がったような感じになった。パワー感がかなり改善した。エージングが進んだらHD120と互角くらいにはなりそうな感じ。 問題はER4SRでSERENADEのボリューム9時ちょいで聴いているのだが、HD120のボリュームは2時くらいでちょうどいい感じかちょっと大きいくらい。ここでSERENADEのDAC出力小さすぎないか?やっぱり不良品だったか?と。そこでSERENADEの出力電圧を計ってみました。 32Ω(シングル,1kHz,fullscale) 8時 0.034Vrms 9時 0.136Vrms 10時 0.290Vrms 11時 0.504Vrms 12時 1.382Vrms 1時 2.116Vrms 2時 3.005Vrms 3時 5.72Vrms 4時 7.98Vrms 5時 8.60Vrms 300Ω(シングル,1kHz,fullscale) 9時 0.151Vrms 10時 0.315Vrms 11時 0.589Vrms 12時 1.638Vrms 1時 2.459Vrms 2時 3.868Vrms 3時 6.59Vrms 4時 9.38Vrms 5時 10.28Vrms SERENADEのカタログスペックは ヘッドフォン出力 : 3000mW@32Ω,2000mW@64Ω,1600mW@150Ω,900mW@300Ω(THD+N<1%,0dBFS@1KHz,バランス出力) なので スペックでは32Ω(バランス)で9.797Vrms, 300Ω(バランス)で16.431Vrms。THD+N<1%。の電圧出力が得られるはず。ただしバランス出力です。 私はシングル出力に抵抗噛ませてテスターで測っただけなので、最大出力が32Ω(シングル)で8.60Vrms, 300Ω(シングル)で10.28Vrmsの出力なら十分カタログスペックを満たせそうな感じです。つまり異常ではなくHD120のプリ出力が高いだけだったようです。 あと出力電圧測って思ったのですが、8-11時までの変化が割と緩やかで多くのヘッドホンが使う領域がこの範囲に入っているのでかなり使いやすいと感じました。32Ωくらいのヘッドホンだと0.3Vrmsで大きめの音が出ます。300ΩのHD600だと0.6Vrmsくらいでしょうか。一般的なDAPとか携帯の最大出力が0.5-1Vrmsが多いと言えば、0.3Vrmsとか0.6Vrmsがどのくらいの音量感がなんとなくわかると思います。小さめの音量で聴く人はこの半分くらいの電圧でしょうか。それでも9時ちょいまで回すことが出来る感じです。少なくとも9時くらいで0.3Vrmsくらい(うろ覚え)出るHD120よりきつくない。ようやくこのヘッドホンアンプに褒められるところが見つかったかなwww 再生開始から108時間- HiFiMAN信者の皆さん緊急朗報です!出力電圧測定した後から唐突に音が良くなりました!最大出力で正弦波流したおかげで急速にエージングが進んだのかもしれません。 "音の滑らかなHD120"と言う感じの鳴り方です。ボリューム感、パワー感の無さやフィルター感。色彩感の無さ、芯の無さなど上であげた問題はほとんど解決してしまった。厳密に言うとHD120の方が濁りは多いが音に精彩感がある。HD120と比べるとフィルター感は微妙に残っている。音色の色彩感はSERENADEの方が僅かに上かな。現状概ねいい勝負している音質レベルです。いや、わずかにSERENADEの方が上かも、わずかに残ったフィルター感がなくなればSERENADEの方が上と断言できるようになるかな。 11.7万でこの音ならSERENADE買うか迷ってる人は買っても損はないでしょう。 それから、バランスでも聴いてみましたが思ったほど良くなってなかったです。今回はアンプの片方には電圧はかかっても電流は流れないからでしょうか? 私は特殊エージングのようなことをしてアンプのレビューをするつもりはないので、このまま気長に鳴らして2000時間くらいしたらまた何か書こうと思います。 再生開始から229時間- ER4SRで試聴 これはかなり良い音になった。上では"音の滑らかなHD120"と書いたけどそういう感じではないな。僅かにハイ落ち感のある音。ボリューム感やパワー感は大幅に改善してHD120とそん色ないレベルになっている。 一応奇麗な音も汚い音も出せるようになっているのでフィルター感はほとんどなくなっているが、HD120と比べると細かな残響音が再生されていない問題は残っている。このあたりはΔΣ方式とR2R方式の精度の違いなんだろうか?でもエージング初期のころと比べると大幅に改善している。 それに残響の再生力では劣っていても音色の色彩感やグラ―デーションはHD120より優れていてより音楽的な音を鳴らしてくれる。ただし着色感はHD120より多い印象。なのでHD120で聴こえる残響音が聴こえないという問題はあるものの全体としてはそれが不満につながりにくい音質になっている。 再生開始から450時間- ER4SRで試聴 229時間時では「"音の滑らかなHD120"と書いたけどそういう感じではない、僅かにハイ落ち感のある音。」と書いたが、さらにハイ落ち感のある音になった。通常エージングが進むと音が良くなっていくものなんだけど、音が悪くなっているような・・・安定しない感じ。なんでそうなるのか私にも分からないのだが、ハイ落ち感が増えたので、音の鮮やかさが無くなってくすんだ音色になっている。音色のグラ―デーションはHD120並。色彩感はHD120を下回っている。 解像度に関しても、HD120で聴こえる細かな残響音やエコーが聴こえないという問題もそのままで、細かな残響音やエコーが潰れたりマスキングされたりして再生しきれないという感じではなく、その残響音がもともと無かったかのような再生の仕方をする。これはSERENADEのHYMALAYA PRO R2R DACの精度の問題かもしれない。もしそうなら、いくらエージングしても解消することは不可能だろう。逆に言えばエージングで解消するなら精度の問題じゃないんだろうけどな。 229時間時は音色ではHD120を上回る音質だったものの、今回は音色も解像度もあらゆる面でHD120を上回ることのない、逆に下回る項目が多い音に逆戻りしてしまった。安定感がないのはなぜなのか分からないが、まぁ、つまらない音である。 108時間時は「11.7万でこの音ならSERENADE買うか迷ってる人は買っても損はないでしょう。」と書いたけど、あまり当てにしないほうが良いかも。あの時は本当にそう思ったからそう書いたんだけど、エージングが進んで音が悪くなるとは思わなかった。最終的にどうなるかは分からないけど。まぁ、今の感じだとエージングが進んでもHD120より格上だと位置付けるのはかなり難しいんじゃないかと思う。音色の面ではHD120を若干上回れても、残響音が聴こえない問題は解消しそうにないからだ。 再生開始から513時間- ER4SRで試聴 450時間時と比べて音質はかなり良くなった。と言うよりも229時間時の音質に近い感じ。それよりも安定感が少し増した感じかな。 音色はHD120よりも良い。音色のグラ―デーション、色彩感もHD120を上回っている。ただし、着色感はHD120より多い。 HD120で聴こえる細かな残響音やエコーが聴こえないという問題はいまだ解消されてはいない。が、かなり改善されて、ぱっと聴きでは分からない、意識して聴かないと分からないレベルにはなっている。と言うことはHYMALAYA PRO R2R DACの精度の問題ではないということだろうか? 全体的にはHD120といい勝負する音質だけど、HD120の方がくっきりとしていて、さわやかで、抜けが良い音。SERENADEは音が太くて肉声感のある音。音色もSERENADEのほうが若干良いのだが、だがどっちが音楽的か?と言われたら甲乙つけがたいと言ったところ。HD120の方が原音のイメージに近いし、音色の良さでもSERENADEが圧倒しているわけではないからね。 再生開始から772時間- ER4SRで試聴 513時間と比べてより安定感のある音になった。音色はHD120よりも良い。音色のグラ―デーション、色彩感もHD120を上回っている。着色感も513時間時より少なくなった。だが、HD120で聴こえる細かな残響音やエコーが聴こえないという問題はいまだ解消されてはいない。 以前は「全体的にはHD120といい勝負する音質だけど、HD120の方がくっきりとしていて、さわやかで、抜けが良い音。」と書いたが、今回はSERENADEの方が明るめでさわやかな音になっている。SNもHD120より良い。SNに関しては直接比べてないけどiDSD Diabloやconductor V2+よりも良いんじゃないかな。かなり音が良くなってきていると感じる。 再生開始から1000時間- ER4SRで試聴 まず、HD120で聴こえる細かな残響音やエコーが聴こえない問題、772時間時よりもあからさまに違いが出るような感じになった。772時間時はそんなに差がなくて、僅差な感じだったんだけど。出せる音数が少ないから音色のグラ―デーションが良くてもそれはあくまで出せてる音の範囲の話でHD120と比べるとかなり味気ない明るいだけの音に感じる。HD120にトータルで勝っているとは思えない音質。 たぶん、これは音の出口の性能差によって評価が変わるんだと思う。実は772時間時のER4SRは比較のために音が悪くなるノイズ流してた状態での比較をしていたので。意図的にそうしたわけでなく、どうせ「HD120との相対評価だからER4SRの音質が悪い状態でも問題ないだろ」と思って比較しただけなのですが。 恐らくSERENADEは使うヘッドホンが高性能になるほど、超微細領域から超々微細領域が再現できない問題が顕在化していくんじゃないだろうか? 出口の再現力がそこまででない場合、この問題は顕在化せずに普通に音楽性の高いアンプと評価されるんじゃないかと思う。 試しにK812で比べてみましたが、音が鈍って超々微細領域は潰れてしまいましたが、SERENADEとHD120の超微細領域から超々微細領域の再現力の違いは検知できるかどうかと言ったら検知できてしまいました。差を知っているから分かってしまうというのもあるのですが。試す前は多分SERENADEの欠点は分からなくて、SERNADEの方が圧倒的に良い音に感じるだろうなと予想していたのですが、分かりにくいながらも超微細領域の差は分かるようです。 で、K812で聴いた場合、HD120とSERENADEどちらがいいかと言うと、SERENADEの方がSNが良い。クッキリ聞こえて、HD120よりも音の濁りも少ない。772時間時のER4SRの比較に近い印象。良く聴くと超微細領域の一部が再現できていないというのは分かるがそこまで気にならない。個人的にはHD120の方がバランス良くて好きなのだが、多くの人はSERENADEの方が音が良いと判定するんじゃないだろうか。ただ、音色やSNなどではSERENADEが勝っていますが、音のバランスや超微小領域の再限度ではHD120が勝っているので圧倒的にSERENADEが上って感じじゃないです。しばらくSERENADEを聴いてHD120に切り替えると「音濁ってるなー」と感じるのですが、しばらくHD120を聴いてSERENADEに切り替えると「音数減ってるよね」って感じる。そんな感じです。 あと、いろいろ鳴らしてみて感じたのはSERENADEのアンプのドライブ力(「駆動してる感」と言ったほうが良いかも)もそこまでじゃないんじゃないかな。たぶん。今まで鳴らしたのってER4SRとHD600とK812だけなんだけど、その感じからすると、アンプのドライブ力は甘めに評価してHD120やiDSD Diabloと互角、イーブンに評価するならそれよりちょっと下かな。HD120を上回るとか、このアンプドライブ力すげぇ・・・て感じたことは一回もないです。 特にHD600はバランスで鳴らすと音はクッキリするのですが、パワー感、ボリューム感は全く上がらないです。音色をちょっとだけロスして音がくっきりする。ただし、個人的にはバランス否定派なのですが、このアンプの場合、音色のロスが僅かで、音がかなりクッキリするので、バランス接続の方が好ましく感じました。HD600がHD490PROのような鳴り方をする。アンバランスだと逆にモヤつき感が気になるね。。。 うーん、比較のためHD600のシングルでHD120でも鳴らしてみましたが、どうもSERENADEのアンプの駆動力が私が思っていたよりもいまいちっぽい。HD120はSERENADEバランスほどクッキリしていないが、SERENADEシングルほどモヤつかないし、HD120の方がボリューム感やパワー感があってぐいぐい迫ってくるような勢いのある音が鳴る。これは聴いた瞬間すぐわかる差でした。音色もHD120のほうが良いね。SERENADEシングルは駆動力不足でモヤつきが多くて音色をロスしているのかも。。。だからシングルとバランスで音色のロスが少ないのだろう。個人的な評価としてはHD120(シングル)>SERENADE(バランス)>SERENADE(シングル)と言う順番でした。 HD600で比較する限りはSERENADEのアンプの駆動力は大したことないんじゃないかな。シングルでHD600を鳴らしきれていない。バランスでもパワー感、ボリューム感が全く改善しない。あのでかいトロイダルトランスは飾りか?って感じ。これがもともとシングル設計だったら、もっと上のグレード部品を使えて、実装面積も2倍に出来るわけだから、シングルでももっと良い音が出せると思うのですが、残念です。消費者は時に不合理なものを欲しがるのでしょうがないのかもしれませんが、メーカーも何でもかんでもバランスにするのやめて、せめてRMEみたいにシングルバージョンとバランスバージョンを出してほしいところです。 あとHD600、SERENADEのエージングついでに鳴らしこんでいるけど、明らかに音良くなっているね。K812よりも良い。以前はバランスが良いだけのつまらない音って感じだったけど、今はそんなことない。HD650に近い音質かも。あとHD490PROのレビューで「"鳴らしきったHD650"はビブラートやエレキギターの歪が滲まずはっきりと聴こえてとても気持ち良く聴こえた」と書いたけど、HD600もこれに近い鳴らし方をする。まだ、HD650には及んでいないけど、HD490PROよりは優れているかな。いままで、つまらん音とかディスってごめん。。。 と思ったけど、ケーブルがHD650のものだった。バランスケーブルがHD650純正なので、比較のためにシングルもHD650ケーブルにしたんでした。 で、ケーブルもHD600純正にすると。。。音に豊潤さを失い、音が硬くなり音色が悪くなった。音はクッキリするけど情報量自体は僅かに減った。そして音がつまらなくなって音楽への没入感が悪くなった。 多分、HD650の音はケーブルの音が少なくないウェイトを占めていて、で、HD600のケーブルは実はあまり良くないんじゃないかなと。HD600を持っていて音に不満がある人はケーブルを変えてみると良いかも。いままで「HD600よりもHD650の方が圧倒的に良い!これ絶対!」とHD600をディスっていたけど、きちんと鳴らしこんであげれば、ヘッドホン本体の性能はHD650と同等かそれに近いものがあるかもしれないです。 再生開始から1074時間- ER4SRとnighthawk carbonで試聴 1000時間と大差なし。nighthawk carbonでも聴いてみたが面白いことが分かってきた。ER4SRで聴いた時はSERENADEはHD120よりもやや腰高で、明るく爽やかな音を出す感じだった。そしたら「SERENADEはHD120より明るく爽やかな音」って思うじゃん? ところが、nighthawk carbonの場合、SERENADEだとHD120よりも暗めでもわっとした雰囲気のある音になる。HD120の時よりもハイ落ち感のある音。これはSERENADEの超微細領域が出ていないことと、駆動力がもう一歩なところが原因だと思う。駆動力がもう一歩だから付帯音が多めになるし、超微細領域が出ていないから付帯音のモヤつきばかりが耳に付いてしまう。ちなみに駆動力がいまいちと言っても、nighthawk carbonだと「HD120より、もしかしたら、ちょっと劣るかも?」程度で大きな差は感じません。HD600だと結構な差が出るけど。 他の人のレビュー読むと「SERENADEは柔らかめな音で〜」と言うのを見て「???」と思っていたのですが、なんか合点がいってしまいました。みんなそれがアンプの音のように語っているけど、結局その音はアンプとヘッドホンの組み合わせによるもので、アンプ固有の癖を言い表しているわけではないということか。出力される音も「アンプの癖+ヘッドホンの癖=出力される音」と言うような単純なものとは限らないというのが面白いところですね。 再生開始から1147時間- SRH1540で試聴 今回はSRH1540で試聴してみた。SRH1540で聴くのは初めて。HD120からSERENADEにするとまず、情報量が明らかに減っているのが分かる。傾向はnighthawk carbonと同じで、ややモヤつく感じが出て、ややハイ落ち気味な暗めの音になってしまう。あとパワー感ボリューム感もHD120より低下しています。あとSNも良くない。これは多分情報量不足とドライブ力不足が原因だと思う。ただし、HD600の時ほどあからさまではありません。それでもnighthawk carbonよりちょっと鳴らしきれてないのかなと言った感じ。SERENADEのアンプの駆動力に関して、nighthawk carbonとかSRH1540のような特に鳴らしにくいと言われていないようなヘッドホンでも「これもしかして駆動力不足してんじゃね?」と感じられてしまうのは相当問題だと思う。不思議なのはK812ではそんなに差は感じなかったところでしょうか。インピーダンスだけじゃなく相性とかもあるのでしょうか。HD120とK812はそんなに相性良いとは思わないので。 あと、SERENADEの利点である音楽性、音色の良さ。この点においてもSRH1540で再生するとHD120に軍配が上がりました。受け取れる情報量が違うので、多少音色の諧調性が良い程度では逆転されてしまう。それにHD120はよりクリアで高SNで、パワー感に優れていて、着色感が少なく、とにかくダイレクトに音楽を伝えてくれる。SERENADEでSNが悪くなったり、着色感が増えるのはアンプ部の駆動力不足だと思われる。ER4SRではそんなことないので。 再生開始から1186時間- HD600(HD650純正ケーブル)で試聴 1000時間時とあまり変わらない印象。バランスはかなりクッキリだが、音が硬くて低音でないし、聴いててつまらない印象。1000時間時はパワー感もボリューム感もないと言っていたけど、ボリューム感は改善していて、聴けるレベルになっている。パワー感はいまだにいまいち。アンバランスだと音がモヤつく。モヤつくというより混濁して解像度がかなり低下する感じ。パワー感もボリューム感も良くない上に音色もたいして良くない。バランスよりはちっとばかしマシだが。HD600のアンバランスは「本当に11.7万のアンプかよ?」って音しか出ていない。バランスも音がただただくっきりしているだけ。音楽的だとかエモーショナルとかそういう言葉は一切出てこないね。HD600を鳴らしきれないアンプを2個並べても、メリット2倍、デメリット2倍で鳴らしきれるはずもないのだろう。 ・・・・・・ ・・・ ・・ と思ったけど、しばらく聴いていると音良くなってるね。アンバランスでもパワー感やボリューム感の問題もなくなってきている。モヤつきも問題なくなりHD120と比べてもクッキリしている感じ。音色も良くR2Rの良さが感じられるようになっている。情報量とか解像度と言う意味ではHD120のほうが良いのだが。あとはHD120の方が音抜けが良く開放的な鳴り方。それからエコー成分が少ないからHD120より奥行き感は若干弱いかな。デメリットはあるもののHD120と比べられるレベルの音だね。個人的にはまだ「HD120ええわ〜」って感じなんだけど。 この変化は何だろうかと考えたらもしかしたら温度かもしれない。SERNADEは別の部屋で扇風機の風当てながらエージングしていて、そこから持ってきてから評価するのだが、寒い部屋から暖房が入っている部屋に移動するので、部品の温度が安定するまで温度変化の影響を受けるのかもしれない。アンプは付けっぱなしにしてるし、電源切ってすぐ移動してすぐスイッチを入れるので暖気的には問題ないはずだと思っていたのだが、そうではないのかもしれないな。気温の違う部屋に移動すれば部品が温度変化の影響を受けるわけだし。 そういえば、1147時間時もボコボコに書き終わってから、「あれ?さっきより音良くなってない?」と言うことがあったのだが、「耳が疲れて感度落ちているのかな?気のせいだろうなwこのクソアンプが音良いはずないじゃんwww」と思ってスルーしていました。 今まで音が悪かったり、音が安定しなかった理由はそうなのかな。そうだとすると、これからは部屋を移動してから30-40分くらい待ってから評価する必要が出てきそうだな。 それでは、アンバランスでHD600が問題なく鳴らしきれることが分かったので、バランスでも再度評価してみよう。今度は1000時間時と印象が違うな。結論から言うとアンバランスのほうが良い。アンバランスでもクッキリ鳴るようになったので、そこまでクリアネスで差が付かなくなった。部屋を移動した評価直後よりも音の硬さは無くなって、クッキリ感は後退している。歪で作ったクッキリ感だったんだろう。それとバランスの2倍の部品を通す特性上音色をロスするし、わずかな抑圧感が出るようになっている。情報量的にもアンバランスのほうが良い。バランスは音の細部が潰れている。バランス駆動のメリットは音がちーっとばかしクッキリするってところくらいかな。それ以外はデメリットしか感じられない。R2Rの音色の良さも頃しているし、ただでさえ細かな音を出すのが苦手なR2Rなのに音の細部も潰しているし、このアンプでバランス駆動する意義は感じられない。だいたいエージングするのにバランスケーブルで接続しないといけないじゃないか。 バランス駆動を崇拝している人とは仲良くできる気しませんの。 再生開始から1362時間- SRH1540(シングル)で試聴 今回は暖気で音が変わるかの確認。SERENADEを部屋を移して冷え冷えの状態で試聴。ただし直前まで電源は付けっぱなしだった。 これは初っ端から音が良い。ただしやはり超微細領域から超々微細領域は全く出力されていない。HD120とは明らかな差がある。あくまで出力された範囲内で美しい音色を奏でていると言った感じ。 アンプが温まってきたらどうなるかだが、75分くらいたったのだが、音質は明らかに改善している。音の硬さがほぐれてしなやかさが増している。微細領域の再生能力は、以前は超微細領域から超々微細領域にかけて再生できない感じだったが、超微細領域は再生しきっている感じになった。超々微細領域の再生能力に関してはHD120に勝てないのだが、このアンプはSNが良い。SNに関してはConductor V2+やmicro iDSD Diabloと比べても良いかもな。たぶん。直接比べてないけど。HD120よりSNが良くて、音像にピントがキッチリ合う感じは聴いてて気持ちが良い。あと以前はボリューム感やパワー感に問題があると指摘してきたが、現状では全く問題を感じていない。 暖気前と暖気後での音質差は前回のHD600ほど大きくは感じなかった。そもそも暖気前でもかなり良い音だった。 HD120と比べるためにコンセント抜いて、5-10分くらいHD120にした後、再度SERENADEにしてみたが、若干音質が落ちていた。SERENADEはある程度熱が入っていてかつ温度が安定していないと良い音しないのだろう。 ちゃんと暖気をすると超々微細領域の音は出せなくても、その範囲の音ならクリアネスが高くて、雑味がなく、高SNで、音色も良く、音楽性も高い。情報量を除けばほぼほぼ欠点がない音が鳴っていると言って良い。少なくともSRH1540で鳴らす限りは。 再生開始から1647時間- ER4SR(シングル)で試聴 今回は暖気で音が変わるかの確認。SERENADEを部屋を移して冷え冷えの状態で試聴。ただし直前まで電源は付けっぱなしだった。 HD120と比べて音が悪い。ER4SRで鳴らしているが、まず音数がHD120よりも少ない。あと暖気直後なのかそこまでクリアじゃない。以前はHD120が濁って聴こえるくらいSNが良いと書いたけど、そんな感じはしない。SNは同じくらいかな。HD600のバランスほどじゃないけど、クリアだけど不自然な音の硬さ、クリアさを若干ながら纏っている。このあたりもHD120の方が自然だな。と言うわけで今回も暖気してない状態、と言うより温度が安定していない状態だと音質的にはHD120を下回るという結果になった。この音数の少なさは2000時間鳴らしても解消することはないだろうな。 アンプが温まってきて視聴から90分ほど経ったが、前回同様音質は明らかに改善している。「不自然な音の硬さ、クリアさを若干ながら纏っている」と書いたがこれが改善していて、音色の温度感、階調性が改善した。それから音数の少なさも改善しているが、この点ではHD120に依然及ばない感じ。その代わりSN、透明感やクリアさはHD120より良くなっている。これは前回の1362時間時のSRH1540の時とほぼ同じ印象だな。 再度、HD120にしてみたが、音数は結構差がある感じ。たしかにSERENADEはクリアネスや、雑味のなさ、SN、音色などの点で優れているのだが、音楽性という観点でもトータルで見た時、HD120を上回っているとは言えない、せいぜい互角レベルと言った感じ。まず、SERENADEからHD120に切り替えても音が氏んでいない。それから、SERENADEはSNや音色の点ではHD120よりも優れているが、超々微細領域の音は出せないところが足を引っ張っている。最初のころに「HD120の方が音は荒いんだけど、明るくてハキハキしていて、粗いけど大きめの音の粒をシャワーのように体に浴びるような感じ。」と書いたが、SERENADEにはそれがない。音のシャワーを浴びるような気持ちよさはないので、そこがSERENADEの欠点だなと。厳密には単独で比較せずに聴くなら「音のシャワーを浴びるような」感じはあるのですが、HD120と比べるとやっぱり全然違うなと。 で、そういったSERENADEの長所や短所を考慮すると、音楽性でもHD120と互角くらいかなと。まぁでも「超々微細領域の音は出せない」という欠点を許容できればSERENADEはとても良いアンプだと思います。 再生開始から1840時間- HD600(バランス・シングル)で試聴 暖気で音が変わるかの確認。SERENADEを部屋を移して冷え冷えの状態で試聴。ただし直前まで電源は付けっぱなしだった。とりあえずケーブル交換しないでバランスで聴いているが、直前まで聴いていたのが、HD120のSRH1540,ER4SRなのでHD600(バランス)はかなり音が曇って聞こえる。かつ細部が潰れているが、これはヘッドホンの性能差で潰れているからSERENADEがどうなのかはちょっとわからない。 で、シングルにしてみたが、やはりこっちのほうが良い。バランスは音が硬くややパツパツしたところがあったが、アンバランスにはそれがない。アンバランスの方が音色もまともだし、バランスは音の細部が潰れているし、抑圧感もある。バランスは音が硬いだけで解像度なんかあったもんじゃないね。ただ、今暖気してない冷え冷え状態でこの評価なんだよね。暖気してなくてもアンバラならHD600がそこそこまともに鳴っている感じ。でも1186時間時は暖気しないとHD600はまともに鳴らなかったのだが、エージングが進むとともに何か変化したのだろうか?エージングが進んだから暖気してなくてもまともになるようになったということだろうか?よくわからないのだが、素直に評価したらこうなった。 アンプが温まってきて視聴から2.5時間ほど経過。HD600シングルで試聴。暖気初期よりも音がくっきりはしたが、ボリューム感が悪くなった。音色もそんなに良くないね。前の方が緩かったけど音良かった気がする。前回は温まると音良くなったんだけど今回は逆の結果になってしまった。どうしてかは分からないけど。どっちにしろ温度に対しての安定性がないのは確かなようだ。 HD120に交代して聴いてみたが、HD120の方が解放感と広がりのある音。音のディティールもHD120のほうが良いかな。音色はSERENADEの暖気初期と同じくらい。暖気が終わった現状だとHD120のほうが良い。今回は時期が悪いのかSERENADEが勝ててる要素がほとんどない。 再生開始から2026時間- HD600(バランス・シングル)で試聴 暖気で音が変わるかの確認。SERENADEを部屋を移して冷え冷えの状態で試聴。ただし直前まで電源は付けっぱなしだった。今回はHD120との比較のためHD600シングル(HD650純正ケーブル)で試聴。HD120と比べると、音があからさまに削れる。だが、HD120よりもすっきりとした音を鳴らす。HD120はややモヤついている感じ。あと音色も、HD120ほどの色彩感がなくやや寒色系の音。この辺りは暖気で改善するかもしれないので、しばらく鳴らしてから比べてみよう。暖気をしていなくても1186時間時のような明らかに駆動力不足と言うようなそういう音は鳴らしていない。ここは前回と同じ。 アンプが温まってきて視聴から6.5時間ほど経過。ここまでやったら十分だろう。HD600シングル(HD650純正ケーブル)で試聴。その音だが、アンプが冷え冷えの時と違ってあからさまな音の削れ感は無くなった。厳密にはまだ超々微細領域は削れているし奥行きも浅いままなんだが、音色が改善していて音楽性が良くなっているので音楽全体として聴いた時そこまで気にならなくなっている。初期の筐体が冷え冷えの時はやや寒色系の音だったが、今はややファットな暖色系の音になっている。パワー感やボリューム感も改善している。 続いてHD600バランス(HD650純正ケーブル)これは1186時間時や1840時間時の印象と変わらない。やや暖色系からやや寒色系に変わる。音が痩せる。音数が減る。音はクッキリするが、リンギングでクッキリさせている感じで歪やノイズを減らして得られる音質向上の仕方じゃない。そんなこと考えなくても聴けばわかるが音が悪くなっている。SERENADEの長所である音色の良さを頃して、短所である超々微細領域の再生能力をさらに削る。長所を頃して短所を伸ばす。まったくの無意味。そんな感じです。 それでは、HD600のケーブルをシングル(HD650純正ケーブル)に戻してHD120でも聴いてみましょう。SERENADEと比べると音がやや濁って聴こえる。音色も筐体冷え冷えの時はHD120のほうが良かったが、6.5時間ほど経過して温まった状態だとSERENADEのほうが良い。HD120は音がちょっと硬く感じる。暖気を十分行った状態なら、クリアネスが高くて、雑味がなく、高SNで、音色も良い。超々微細領域の再生能力では劣っているが、暖気でかなり改善しているし、HD120よりもSERENADEの方が良いと感じることが多くなった。情報量の少なさを音色の良さと高SNでカバーしている感じ。情報量の少なさよりもHD120の音の濁りや音の硬さが気になり始める感じ。 HD120よりもSERENADEの方が良いと感じたのは今回が初めてかな。2026時間時で初めてと言うのもあれだけど、問題は1840時間時ではHD120に負けてたんだけど。2.5時間では温度が安定化するには十分じゃないということだろうか?まぁ同じ部屋でも温度は変化するし、一定以上意味がないと思うけど。もう同じ部屋に置いておいて、評価前に部屋を移動するのをやめた方が良いかもしれない。このアンプ温度変化で音がコロコロ変わるしあまり安定感がないね。 実はここを書いている段階でもうまとめも書いていて、「良さは分かるけど私には全く合わなかった。総合力ではHD120の方が上。」と言う感じで書いたのですが、今回の比較ではそれをある程度修正をしないといけなくなったようです。と言っても、SERENADEは音に安定性がないし、評価にはしばらく様子を見ないとなので、暫定でここまでの評価を上げておきます。 本当は良い商品かもしれないのに、ボコボコに書いたままネットに上げているのもあれなので。「エージング前の感想をネットに上げるな」と言われそうですが、感じたことをそのまま書いているLIVE感が好きなんですよね。 ■HiFiMAN GoldenWave SERENADE まとめ エージングの経過時間ごとに評価を書いていたら無駄に長くなったので、ここにまとめを書いておく。 ・まずエージングは必要。少なくとも1400時間以上は必要。エージングしていないと1万でもいらないという程度の音しか出ない。だがしかし、「24時間連続運転によるエージング等は、製品に悪影響を及ぼしますのでおやめくださ」である。もし、24時間連続エージングするなら風当てながらしたほうが良いと思うよ。 作成中
|